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田舎暮らし特集

移住のきっかけ、経緯、決め手

地方の農家の方との出会いに刺激を受ける

ひとつのきっかけは、移住前に働いていた高田馬場のカフェレストランが、2009年から「東京朝市・アースデイマーケット」に出店するようになったことでした。

「そのマーケットで、さまざまな地域の農家の方や、自然食カフェを経営する方と出会い、“東京だけが人生じゃない!”と思えるようになりました。当時は、職場も家も高田馬場で、もっと自然の豊かな場所で仕事がしたいと思っていました。アースデイマーケットでの触れ合いが、“移住を考えてみよう”と現実的に動き出す後押しになりましたね」

*東京朝市・アースデイマーケット:主に関東エリアでがんばっている有機農家や生産者の方が出店し、東京の消費者と直接コミュニケーションする交流の場。代々木公園にて随時開催されている。

地方で働くノウハウを学ぶ

移住を考えはじめたものの、人口の少ない地域で商売することに不安があったという春野さん。そこで、ある学習会への参加を決意します。

「NPO法人ETIC.が開催している、地域イノベーター養成アカデミーにて、約4か月のフィールドワークに参加しました。そのときのテーマは『熱海でカフェレストランを開くとしたら』。熱海と東京を行き来して、具体的な事業計画を立案し、最終的には、受け入れ先である熱海の地域振興委員の方たちにプレゼンテーション。その実践的な勉強で、現実の厳しさも学び、とてもためになりました」

きっかけは農業体験

移住先を上田市に決めたのは、東御市の自然農園での農業体験に参加したことがきっかけでした。

「静岡、千葉などさまざまな地域を見ていましたが、このとき、ふらっと見た上田をひと目で気に入ってしまい。ちょうど商店街に空き店舗があると知り、ここでお店を開こうと決めました。熱海の人口4万人と比べれば、上田の人口は16万人と多く、生活者の多い地方都市なので、商売をする点でも不安は少なかったです」

  • ※2013年11月執筆

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