アンテナショップの聖地ともいえる銀座一丁目の一角に、2012年にオープンした「ひろしまブランドショップTAU（タウ）」。周辺にたくさん並ぶアンテナショップをそれぞれ楽しみながら周遊してほしいという思いで、この場所にオープンしました。
名前の「たう」は広島の方言で、「届く」という意味。「広島の多彩な魅力を皆さんに届けたいという思いが込められています」と店長の村上さん。その名前の通り、この建物には地下1階から3階まで、まるごと広島の魅力が詰まっています。

・地下1階…瀬戸内ダイニング「銀座　遠音近音（をちこち）」
・1階…広島の名産品がそろうショッピングフロア
・2階…セレクトショップと情報発信フロア
・3階…100人のイベントができる！　広島イタリアン「MERI Principessa」, イベントスペース

広島ならではの名産品の買い物から観光案内、飲食まで、ここに来れば東京にいながらまるで広島旅行をしたような感覚を味わうことができるんです。

買い物と飲食を同時に楽しめる

1階の入り口を入ると、目に飛び込んでくる名産品の数々。1階だけで、1500種類以上がそろっているそうです。広島の定番、もみじ饅頭や牡蠣の加工品、お好み焼きはもちろん、「これを知っていれば広島通！」認定間違いなしの隠れた名品もいっぱい。瀬戸内レモンも有名ですが、レモンを使った加工品だけでなんと100種類以上もあります。レモンケーキがズラっと並ぶ棚を眺めていると、とっても幸せな気分になれます。
「同じレモンケーキでも製造会社によってパッケージだけでなく味や食感、風味が違うので、ぜひ食べ比べしてみて、ご自身のベストを見つけていただきたいです」（村上店長）

瀬戸内レモンを使用した商品の一部。

2階は広島東洋カープのグッズショップ、広島の職人が作る化粧筆ブランド「熊野筆」、広島の地酒やワイン、地ビールが購入できる酒屋などが並んでいます。また観光案内スペースもあり、広島観光のおすすめスポットなどを気軽に相談できるようになっています。

広島の職人が作る化粧筆ブランド「熊野筆」のセレクトショップ。

紅白が目を引くカープグッズ。

広島の酒造マップと日本酒。

このアンテナショップの魅力はショッピングだけではありません。建物内には、広島名物が実際に食べられる飲食店がいくつも入っているんです。地下1階の「遠音近音」は落ち着いた雰囲気の和食料理店で、年配の方に人気です。広島の鮮魚を使った料理がメインで、冬は広島名産の牡蠣を存分に楽しむことができます。夜だけでなく、１日15食限定の鯛茶漬けランチ（1350円）やレディースセット（2200円）も人気で、予約して訪れるリピーターも多いそうです。
3階のイタリアンは、若者が気軽に食事ができるバル。レモンクリームパスタやちりめんじゃこのパスタのほか、広島のワインや野菜、チーズなどを使った料理を味わえます。
そのほか、1階のイートインスペースでは、広島のソウルフード「汁なし担々麵」が食べられますし、2階では「鯉々」という広島お好み焼きのお店もあります。ショッピングのついでにぜひ立ち寄ってみてください。

全国200人でカープを応援！

3階のイタリアンは、イベントスペースとしても活用されています。着席で70人、立食だと100人ほどが入れるスペースがあり、県の記者会見やカープ選手によるトークショーなどが開催されてきました。最近ではオンラインイベントが充実しています。夏には、試合を観戦しながら、元カープ選手やカープ好き芸人さんのトークショーが見られる“カープ応援イベント”（参加無料）を実施。全国から約200人が参加し、盛大なイベントとなりました。離れていても、カープファンの結束は強し！ですね。今後は、“オンライン酒まつり”なども検討中です。

年間90万人もの人が訪れるというこのひろしまブランドショップTAU。
「広島の観光地といえば宮島や原爆ドームを思い浮かべる方が多いと思いますが、しまなみ海道のサイクリングなど、県東部や県北部も含め、いろんな地域でいろんな楽しみ方ができることを知ってほしいと思います。ここでまず広島の情報に触れて、少しでも広島に行ってみたい、と思っていただけると嬉しいです」と村上店長はメッセージをくれました。
広島にはちょっと詳しいぞという人も、これまでほとんど広島に触れてこなかったという人も、楽しめること間違いなしのアンテナショップです。ぜひ、東京にいながら広島旅行気分を味わってみてくださいね♪

ひろしまブランドショップTAU - https://www.tau-hiroshima.jp/