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田舎暮らし特集

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  • 不安やお悩みを一緒に解消!都会でもできる田舎暮らし相談〜インタビュー編〜

03.「住まい」と「就職」の二軸で移住をサポート(長野県 長野県移住・交流センター)

長野県が移住相談に力を入れ始めたのは2012年。長野県移住・交流推進本部が中心となり、長野県の魅力を分析し、より多くの人にPRするため の9つの戦略を立てました。
その戦略の一環として、2012年5月に設置されたのが、東京・有楽町の東京交通会館2階にある移住相談窓口です。年間およそ3600人もの相談者 が利用するこの相談コーナーでは、「住居」と「就職」の二つの切り口に分け、それぞれに特化したスタッフが相談者の悩みを解決します。

長野県へのIターン希望者にまず登録して欲しいのが、就職支援サイトの「Iターン信州」。登録者へは県内企業の求人情報や相談会などの情報を提供します。またそのサイトの登録者の適性や希望を見た企業がマッチングをリクエストします。
現在、「長野県Iターン登録者」数は400〜500人程度で、年間リクエスト事業所数は50〜70件ほどになっています。

長野県では、10月26日(日)から新たに銀座5丁目のすずらん通りに「銀座NAGANO しあわせ信州シェアスペース」をオープンします。相談窓口もそれにあわせて銀座NAGANOに移転します。

この新しい施設は3つのフロア構成になっており、1階が長野県の特産品を扱うアンテナショップ、2階にはオープンキッチンを設置し、地元の野菜を使った料理教室や各種イベント、セミナーなどを企画します。4階には移住相談窓口と、関係者が自由に使えるコワーキングスペースを設置予定。
長野県の資源を活用するアイデアやネットワークを持った人たちが意見交換をしたり、長野と東京をつないだり、長野県を元気にするビジネスを生み出せるような空間が誕生します。

  • よくある相談は?

    大自然に囲まれた長野県へ移住を希望する人々の相談の中で多いのは「就農」についてです。最近では若い世代の就農希望者も増えています。ただし、初心者がイキナリ農業に挑戦しても、簡単に成功できるわけではありません。そこで長野県では就農希望者の夢を叶えるための手厚い支援制度を用意しています。

    「新規就農里親制度」は、初心者が地元の農家で研修できる制度です。長野県にはりんごをはじめ無農薬野菜など、さまざまな農作物を育てている農家がたくさんあります。300人以上もの里親が農業初心者の受け入れ登録をしており、就農希望者は2年間、その農家のもとで農業の基礎を学ぶことができるのです。また、研修期間中の生活を援助するための支援金の支給や、農業リーダーの育成にも取り組んでいます。初心者が現地で孤立しないような制度が整っており、同相談窓口では、それらを就農希望者に丁寧に説明しています。

  • 最近の移住の傾向は?

    実際に相談に訪れるのは長野県のことをあまり知らない方がほとんどで、年齢層もまちまちです。本人は東京で育ったが祖父母が長野県に住んでいたり、小さい頃に旅行で行ったことがあるなど、動機はさまざまです。最近ではテレビの情報番組を見て移住に興味をもつ人も多くいらっしゃいます。

    長野県は南北に広い地形で、東京・大阪・名古屋の三大都市圏から比較的近いことも人気の一つ。東京からであれば、新幹線や高速道路を利用して、長野県の入り口まで1時間40分〜2時間半ほどで行くことができます。移住地域を決める際に、東京を切り離すかどうかが一つのポイントになることが多いのですが、月1回ほどは東京に行きたいと考えている人が多く、そのような人は東京から近いエリアを移住先として選んでいます。

  • 田舎暮らしの魅力は?

    例えば長野県の場合、朝8時頃に東京を出発すれば、お昼前には長野県に到着します。この距離感で、東京とはまったく違う大自然を味わえるのが魅力の一つではないでしょうか。
    また、長野県には77の市町村があります。東京に住んでいる人には馴染みのない地域も多いのですが、それぞれに独自の風土や文化が根付いています。東京に住んでいる時には気づかなかったような、新しい文化や価値観に触れることができます。

担当者よりメッセージ

移住して長くその土地に住むためには、その土地が好きであることが重要です。テレビで見るのと、実際に行くのとではまったく違います。現地で買い物をするだけでも、そこに住む人々やその土地の生活を肌で感じることができるので、御自身の感性に合うかどうかをぜひ現地で見極めてください。長野県には77市町村もありますので、きっと自分に合ったエリアが見つかるはずです。(池田さん)

団体名長野県移住・交流センター
住所〒100-0006 
東京都千代田区有楽町2−10−1 東京交通会館2F(長野県東京観光情報センター内)
※10月下旬に下記住所に移転
〒104-0061 
東京都中央区銀座5-6-5 NOCOビル
電話番号03-3214-5655
相談時間月〜土 10:00〜18:00 ※就職紹介については火〜土(お電話でご予約ください)

地域の紹介

長野県には80歳、90歳になっても畑仕事をしている元気なお年寄りが多く、平均寿命は男女とも全国1位。避暑地としても知られている通り、夏は涼しくエアコンのない家庭も多くなっています。冬は寒く積雪の見られる地域もありますが、名古屋に近い南の地域など比較的温かく住みやすいエリアもあります。

  • ベテラン相談員がワンストップでお悩みを解決(島根県 東京ふるさと定住・雇用情報コーナー)
  • 女性6人のコンシェルジュが手厚く後押し(高知県 高知県移住相談窓口)
  • 「住まい」と「就職」の二軸で就職をサポート(長野県 長野県移住・交流センター)
  • UIターン就職活動を効率的に(福井県 福井県ふるさと帰住センター 東京オフィス)
  • ※2014年8月執筆

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