Interview隊員インタビュー
一羽から10gしかとれない貴重な「鶏ハラミ」が住田町の名物です。コリコリとした食感とうまみが口の中いっぱいに広がり、ご飯もお酒も進みます。
採用面接のときに「田舎暮らしは大丈夫?」と尋ねられたのですが、「大丈夫です!」と答えたとおり、問題はありませんでした。もちろん交通の便などは悪いとは感じますが、とにかく人が温かい。自然が多い。都会に比べて人間らしい暮らしができるのは、田舎の良いところです。
また私は住田町観光協会に所属しているのですが、町内の人と接することも多く、そのたびに、お芋や秋刀魚、漬物やお菓子、手作り手芸品などなど、何かしら手土産を頂くことが多く、感謝しています。これも田舎らしい状況かもしれません。
驚いたことをしいて言えば、今年、気温の変化が大きかったからか何かで、カメムシが大量発生! いたるところにカメムシがいて、いちいち驚いている私に、地元のお母さんが「カメちゃんは何にもしないからうまく共生すればいいのよ」と(笑)。
ともあれ、住田町に限らず、よそ者である私たちは自分をさらけ出して、相手の懐に入っていくことができれば、生活していく中で得られる情報が本当に多いと感じています。
森林・林業日本一の町づくりを目指す町内のスギを使い、設計、製作全てを町内で行った、「オール住田」の杉屋台。町内のお祭りや交流会等、自然と周りに人が集い、コミュニケーションが深まります。
町の観光名所の一つ、「滝観洞(ろうかんどう)」。ヘルメット・カッパ・長靴はレンタルできます。マイナスイオンを浴びながら町内名所の見学です。
私自身、最初から高い志を持っていたわけではありませんが、今は「震災以前に戻すのではなく、それ以上にしよう。岩手から日本を元気にしよう!」という気持ちでいっぱいです。
ただ住田町に限らず、地方の人々は過疎や人口減少などといった問題に対しては、現状維持でいいと少なからず思っていますよね。新しいチャレンジに対しても消極的な面があるかも。
じつは岩手に来る前に、前の職場の人たちから「長くやっていくためのペースをつかめ」といったアドバイスをもらいました。実際に活動を始めて、熱意が強すぎて、独り善がりで燃え尽きてしまわないようなペース配分の重要性を実感しています。
また、これまでみたいに成果が数値化できず反応として見えにくい、仕事のスピード感が違うといった状況に柔軟に対応できる力も必要です。さらには動じない鈍感力も!(笑)
他にもありますが、とにかく若い人がいるだけで、そこにパワーが生まれるのも事実です。岩手の復興はまだまだ進んでいませんし、すぐに大きく進む気配もまだ感じられません。だから、もっともっとパワーを! 一緒にガンガン、地方から日本を元気にしませんか? 待っています!
岩手県では、現在、新たに4月から加わる平成25年度隊員20名を募集中です。
募集に際し、1月27日にアーツ千代田(東京都千代田区外神田)で開催される「地域おこし協力隊 全国合同説明会」にも出展します。会場内の「岩手県」ブースでは、佐々木さんと岩手県の担当者がお待ちしております。活動内容など、お気軽にご相談ください。併せて、ステージコーナーでは、佐々木さんによる活動紹介も実施予定。ぜひ、ご来場ください。
「全国合同説明会」について、詳しくはこちらから
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/setsumei/index.html
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関連リンク
岩手県住田町公式ホームページhttp://www.town.sumita.iwate.jp/
平成25年度「いわて復興応援隊」募集情報http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/search/detail/10256
いわて復興応援隊会 Facebookページ(募集要項や説明はこちら) 「地域おこし協力隊」全国合同説明会 (佐々木さんもお話されます)記事の続きを読む