Interview隊員インタビュー

特集Vol.02 愛知県設楽郡豊根村 地域と自分を育てる幅広い仕事が楽しい!山村留学他NPO内で地域おこしに携わる

西井浩隆さん   将来は自給自足の生活がしたい  海外生活で、日本の地方暮らしに興味が。

Q.地域おこし協力隊に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

デイケアセンター「茶の実」のクリスマス会で熱唱

デイケアセンター「茶の実」のクリスマス会で熱唱

自給自足の暮らしによる地方定住がしたくてWWOOF(ウーフ)で有機農業の体験をしていたときに、参加者からこの公募の話を聞いたのがきっかけです。もともと僕は、2年間社会人をしたのちワーキングホリデーを使って3年間オーストラリアやニュージランドに在住。帰国して仕事を探していたところでした。様々な国の人たちと交流するうちに日本のことを知らない自分に気づき、伝統的な文化や暮らしの残る地域でそれを学びたいとも思っていました。

NPO法人とみやま交流センターで子供たちと鍋作り

NPO法人とみやま交流センターで子供たちと鍋作り

Q.その地域を選んだ理由を教えてください。

愛知県出身の僕も周囲の人も、県一高い茶臼山の名は知っていても、それがある豊根村は知らなかったので、一体どんなところなのだろうと興味がわきました。実際に来た途端に気に入ったのですが、僕の担当する富山地区は人口約140人のため、見知らぬ人が一目でわかり、声をかけてもらえて。僕からも、もんぺ姿のおばちゃんなど声がかけやすかったんです。人間の良さはどこの土地でも同じですが、豊根村ならではの人づき合いの温かさがあって、それは、道端で会えば誰でも”Hi! ”と声をかけあう海外の雰囲気にも通じるようでした。

Q.実際、地域おこし協力隊の活動を行ってみて感じたことやその魅力を教えてください。

文化発表会にて、青年団の一員として劇に参加

文化発表会にて、青年団の一員として劇に参加

おもに山村留学に関わっていますが、参加の子どもたちのお世話や、手伝ってくださる人に地域通貨でお礼をする試み、サイト運営、ブログ書きやこうした取材など様々な角度から地域おこしに関わり、幅広い仕事をしています。初めてのことにとまどいもありますが、新しい仕事経験ができ楽しいです。また、地域行事が多く、最初にまず運動会に誘っていただき、現在も地域の文化祭のための演目を練習中です。若者の面倒を年長者がみるというような、昔ながらの暗黙のルールがあり温かく受け入れてもらえて、ありがたいです。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますでしょうか。

「考える暇があったら、まず行動」ですね(笑)。パソコンの前で考え続けるだけでなく、一歩を踏み出してみてほしいです。また、豊根村は良いところなので、ぜひ来てください。こうして暮らしながら、伝統的な生活の知恵を教えていただけることも、役に立つと思うし、楽しいですよ!

700年近く続いている神聖なお祭りで、「御神楽の舞」を舞わせていただきました

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親子で山村体験のお手伝い、ハイポーズ

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