Interview隊員インタビュー

特集Vol.06 三重県熊野市育生町家族とともに移住。田畑への関わりを夢見て隊員に。観光事業に加え地域のお手伝いも

“た~ちゃん”さん(その2) 野菜作りの楽しみを味わえるよう獣害対策も。地域の方との交流がそのまま仕事になりありがたい。

Q.実際、地域おこし協力隊の活動を行ってみて感じたことやその魅力を教えてください。

獣害対策用の柵を設置しています

獣害対策用の柵を設置しています

協力隊員になり約半年で、地域おこしのための特産品開発やハイキングコースの整備、一人暮らしのお年寄りのための「ささえあい」サービスなどに携わっています。

現在は、家庭菜園のための獣害対策のさく設置などで、毎日忙しくしているところです。さくをつけないと、お年寄りが自宅などで作っている野菜を、イノシシやサル、シカなどが荒らしてしまうんです。せっかく人にあげたり食したりするのを楽しみに無農薬のおいしい野菜を育てているのに、台無しになってはお気の毒だと思い頑張っています。自分がどれほどお役に立てているかわからないのですが、コミュニケーションがそのまま仕事になるのが魅力だと感じていますね。また、育生町にたくさんの方が訪れて、移住、定住して下さったら嬉しいです。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますでしょうか。

美しい育生町の風景

美しい育生町の風景

どこの町に行っても、すべての人に気に入ってもらえるとは限りません。でも、ここでは地域の方が、私にだけでなく家族に対しても親切にして下さっています。おいしいものもよくいただき、先日も食べきれないほどのタケノコを堪能できました。

活動も必ずうまくいくとは限らないと思いますが、人生は一度きりなのでやりたいことはやってみた方がいいと思います。また、田舎暮らしに憧れたときに、突然ポンと、どこかに引っ越してしまうと、地域にとけこんだり仕事を探したりするのがしんどい場合もありますよね。しかし、地域おこし協力隊員になったら、こうして職員という形で協力させていただきながら住民のみなさんと交流できますので、その土地のことがよくわかり、なじませていただけるところが、ありがたいと思います!

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