Interview隊員インタビュー

特集Vol.06 三重県熊野市育生町家族とともに移住。田畑への関わりを夢見て隊員に。観光事業に加え地域のお手伝いも

“た~ちゃん”さん(その1) 都市生活時代にはベランダで野菜作りも。わが子のために隣接の三重県隊員に応募。

Q.地域おこし協力隊に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

松を伐採しています

松を伐採しています

もともと大阪出身で会社員をしていたのですが、田舎で田んぼや畑に関わる仕事がしたいという想いをずっと持っていたんです。当時から、ベランダの片隅で小さなプランターを使って野菜を作ることなどは楽しんでいました。しかし、やはり地植えという形で、本格的に田畑で作物を栽培する生活に憧れていましたね。

また、現在42歳で家庭もあるですが、二人の子どもを自然の豊かな環境で育てたいとも考えました。それに去年は、一時的に、和歌山県で山仕事にも従事したんです。そして、地域おこし協力隊に応募したのですが、採用人数が少ないこともあり、合格の自信はまったくありませんでした。面接後には、「自分は不採用だろう」と思っていたんです。それが、なんと選んでいただけたので、驚きましたし、頑張ろうと思いました。

Q.その地域を選んだ理由を教えてください。

松は信楽焼きの窯焚き用のものです

松は信楽焼きの窯焚き用のものです

三重県の協力隊を選んで応募したのは、子どもたちのことを考えたからです。我が家は子どもが二人とも小学生で、引っ越すと転校を余儀なくされるので、方言や文化が良く似た地域に行きたいと思っていました。そして、三重県は、ちょうど住んでいた和歌山県に隣接しているので応募することにしました。子どもたちに転校をさせてしまったことには、申し訳ないという思いが消せないのですが、こちらのお友達にも仲良くしてもらっていて感謝しています。

三重県では3人の協力隊員がそれぞれ3つの地域に分かれて活動しているのですが、僕は育生町を担当させていただいています。最初に住んだ家には、なんと五右衛門風呂があり、毎日マキを燃やしてお湯を沸かして入浴するんです。時間もかかり大変ですが楽しくて気持ちが良く、そんな田舎暮らし体験を隊員ブログにも書かせていただいています。屋外の作業が立て込み、なかなか更新できないときもあるのですが。

次は、実際の活動内容や魅力、応募検討中の方へのアドバイスなどです。

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