Interview隊員インタビュー

特集Vol.07 富山県立山町「自分の国のために」と発展途上国支援から地域おこし協力隊員に。将来もこの地でNPO法人を!

小島路生さん(その2) 寄付の申し出を相互支援プロジェクトに。まずは地域に受け入れられるのが仕事。

お米300キロの寄付をミネラルウォーター会社の協力で運搬。

お米300キロの寄付をミネラルウォーター会社の協力で運搬。

敬老会の活動に参加し、蕎麦打ちを。

敬老会の活動に参加し、蕎麦打ちを。

「本当に立山は、自然が豊かで景色もきれいです」

「本当に立山は、自然が豊かで景色もきれいです」

Q.どのような展望をもって、地域おこし協力隊の活動をされているのでしょうか。

一番大事にしていることは、「ここ立山に住んでいる方が元気で安心して暮らしていくことに貢献すること」です。その上で、過疎化や少子化という問題は、他の地域同様、ここ立山町でもとても大きな問題で、その対策の一環として移住交流事業を計画しています。例えば、先日は、お米300キロの寄付のお話を、横浜のひきこもり支援施設「にこまる食堂」につなぎ、今後も支援しあうための「こころのお米プロジェクト」を立案しました。こうして活動を広げ、将来は立山でNPO法人の立ち上げをしたいと考えています。

経歴を活かして、積極的に取材や講演も受けようと思っています。また、1軒1軒のお宅にもご挨拶に伺っているところです。セールスと間違えられることもありますが(笑)。海外支援と同様、とにかく地域に受け入れていただくのが、最初の仕事だと思っています。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますでしょうか。

立山町では隊員がひとりきりなのですが、ブログのコメントやTwitterなどを通して他の地域の隊員や、地域活性化に取り組む日本中の人と情報交換できて、楽しいです。助かってもいます。僕は、愛媛県の方の活動をヒントに、「立山こころビレッジ」という通信を配って、地域の人への自己紹介や活動報告をしています。そして、先日は、また新たに隊員になった方にも伝授しました(笑)。今後は、さらに、このような交流がさらに充実するといいですよね。

人生は一度きりなのでやりたいことをやった方がいいですし、実際、これは、求められている活動だと思います。地域にも、過疎高齢化問題などにとりくんでいる方々がいます。支援者と現地の方、双方が単独で動くよりも、この地域おこし協力隊員のようなしくみを活用すれば限界に見えるものも超えられるのではないでしょうか!

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