Interview隊員インタビュー

特集Vol.08 島根県美郷町別府地域 地域での暮らしや活動に日々の達成感を味わいながら外からの目線もいかす 地場産業などにつながる土台も作りたい

山村涼さん(その2) 初めての農作業をしながら幅広い地域体験。定住推進事業の土台づくりへ。

Q.実際の活動の様子を教えていただけますか。

山から竹を切り出す。

山から竹を切り出す。

活動を始めて約半年になりますが、農業の高齢化問題に対する支援をメインに活動しています。若い人が外に働きに出てしまい、農家は60代〜70代の方が中心で人手不足の状態になっているんです。そこで、実際の農作業もお手伝いしているのですが、草刈機や運搬車などには、協力隊に入ってから初めて触れました。

そして、美郷町は良い方ばかりで恵まれています。様々な行事やイベントに参加することで、ご縁も広がり、紹介していただいた日本語教室や英会話教室に通って国際交流するなど、終業後や休日も充実した時を過ごさせていただいております。また、そういったつながりから紹介され、山陰中央新報の「ふるさと通信員」を担当させていただくなど、貴重な経験をさせていただいております。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますでしょうか。

美郷町国際友好協会主催のロシア料理教室。

美郷町国際友好協会主催のロシア料理教室。

事務的な仕事をしている人にとっては、日々の達成感を味わいやすいことが魅力だと思います。たとえば、草刈りでも、目の前の生い茂ったものが目に見えてすっきりするので気持ちがいいですよ! 

大事だと思うのは、まず、地域の方とプライベートも含め積極的に触れ合う姿勢をもつこと。それから、地域を好きになり郷土愛をもつこと。そして、同時に、外からの視点をもちつづけること。地場産業開発などによって地域の若者や子どもたちの定住を推進したいと考えています。地域おこし協力隊の活動を通して、そのための土台づくりを行っていきたいと思います。

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