Interview隊員インタビュー

特集Vol.11 宮崎県日之影町 大卒直後の就任 地域の人の良さや様々な文化に感動

井手悠哉さん(その2)森林の町で若さもとりいれた企画立案。都会と地方の交流で日本を元気にしたい。

「日本一の高さの石垣」の清掃時の風景

「日本一の高さの石垣」の清掃時の風景

保養協定制度を活用した企画の当日説明会

保養協定制度を活用した企画の当日説明会

標高700Mの高さにある樅木尾集落の皆様と

標高700Mの高さにある樅木尾集落の皆様と

Q.実際の地域での活動の様子と将来の展望を教えていただけますか。

4カ月目にしてようやく色々と見えてきました。
日之影町は海抜約700mの高さに集落があるなど地域によって高低差が大きな中山間の町で、自然を生かした森林セラピー事業も行われています。
僕は、役場の方に助言をいただきながら地域振興のために起案実行しているのですが、夏には町の保養協定制度を活用し、「日本一の高さの石垣」の清掃を企業や団体の方々に取り組んでいただきました。現在は集落支援隊員と共に、外部の大学生に集落の魅力を発見してもらうというフィールドワーク企画を進めている最中です。

高齢化が進み、地域の行動力がなくなっていくので、ずっと住んでいると気づかないような地域の魅力を、外から来た人間が発見してお役に立てたらと思います。任期後も、地域活性に貢献するような行動をしていきたいです。これには、以前から漠然と抱いていた、「若い世代から、そして地方から日本を盛り上げていきたい」という気持ちも重なっています。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますか。

今までの自分にはない新しい視野が必ず持てると思います!田舎・都会と言葉で区切ったところで結局は同じ日本、現状や文化の情報発信や交流などを通じて、垣根をとりはらうことができたらいいと思います。地方に根付く日本の文化を見つめ直すこともでき、日本を元気にしていけるのではないでしょうか。都会と地方の若い人たちの交換留学などもいいですね。

同じ年代の若い協力隊員も増えてくれたら嬉しいです。この歳だからできることもあると感じるので、大学卒業後の進路に地域おこし協力隊員が入っていてもいいと思います。
就任したら何であれ「最初」が難しいかもしれないですが、「何かありそうだ」と感じたら直観に従ってまず行動してみてください。
そこから徐々に広がっていき、自分の思い描いていることが具現化していくはずですので!

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