Interview隊員インタビュー

特集Vol.16 北海道利尻町 意味を見出し意見をもって進める活動

萩原 有さん(その2) バックグラウンドもいかして情報を発信。若者にとって貴重な体験になる活動。

Q.実際の活動の様子や感じていることなどを教えていただけますか。

役場職員との集い。こうした機会は活動内容と交流の幅を広げる重要な場。

役場職員との集い。こうした機会は活動内容と交流の幅を広げる重要な場。

活動内容は支援を行う「利尻 島の駅」や町の情報発信が中心

活動内容は支援を行う「利尻 島の駅」や町の情報発信が中心

地域のイベントなどのお手伝いをしながら、NPO法人利尻ふる里・島づくりセンターでの活動をメインに情報発信として広報誌やホームページの作成をしています。文章のチェックや生活、活動全般についてフォローしてくださっている担当の方は着任時の面接をして下さった方です。田舎や都会の枠にとらわれずどこでも通用するような考え方をされますし、この出会いは一生の宝と言ってもいいと思っています。

また、島は、地続きでないため独特の文化が育つようです。そこにすべて染まって同化してしまうのではなく、良い意味でも悪い意味でもギャップを感じ続け、東京というバックグラウンドをいかした活動をすることも協力隊として意味があることだと思っています。正直な意見を言うこともしていきたいです。任期満了後の予定は白紙状態ですが、東京に戻ったとしても利尻とつながることをしたいと感じています。

Q.地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスをいただけますか。

移住生活者ならではの視点で、利尻の様々な魅力を見つけ出して活動に繋げていきたい。

移住生活者ならではの視点で、利尻の様々な魅力を見つけ出して活動に繋げていきたい。

都市部にいると地域で暮らすイメージがつきにくいかもしれないですが、田舎にも当然インターネットや携帯もあるので、自分の視点がしっかりしていれば、広く社会と関われます! それから、僕が大学時代にはあまり熱心でないまま履修した(笑)「観光学」の講義が今いかされており、自分の中の何がどうつながっていくのかわからない面白さがあります。

利尻にも隊員が新しくいらっしゃるので楽しみです。専門性を求められる活動では社会人経験が必要とされますが、一方で、僕のように大学卒業後の進路のひとつとして地域おこし協力隊を考える人も、ぜひ増えてほしいですね。社会人経験のないうちに貴重な体験ができるので。帰省の際に、大学の就職課にポスター1枚でも貼ってこようかと思うほどです(笑)。

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