Interview隊員インタビュー
月舘町の老人福祉センター「やまゆり」にて、月1回お風呂とお食事のボランティアを行っています。
ここは太陽がさんさんと輝き、初夏にはホタルが飛びかう土地です。人々の暮らしにも四季ごとのあつらえがあり、道で会えば笑顔で挨拶しあうというような「当たり前」があります。
採れたての野菜やお料理などもいただくのですが、東京でしがちな「お礼をしないと悪い」という気づかいは必要ありません。ですから、私は私で、お手伝いなどの形でお役に立てたらと思っています。
就任して9カ月。すべてがスムーズではないこともわかりましたが、協力して下さる方も現れありがたく、やりがいを感じています。
また、3月の震災では、幸いなことに家は壊れても家族は無事で、この地域の被害も現地ほど大きくないですが、夏休みには、放射能を避けての子どもキャンプも企画しています。
毎年5月に行われる蚕の神様を奉る月ノ宮神社祭礼の様子。
「しないことへの後悔」よりも、「することへの後悔」の方がいいと思います。協力隊員になったら気負いすぎず楽しんで下さい。
最初は自分から笑顔で挨拶するといいです。私も、着任当初は、一軒一軒ご挨拶し、名刺の裏に好きな食べ物をラーメンなどと書いて(笑)、話題のきっかけにしたりしました。
今後も、地域を下から支える一員として頑張りたいと思います!
フットワークを軽くすることも大切です。良い意味で「よそ者」としてあり続け、外の人たちの声をきき、自分も外からの目線もとりいれると、伝統文化や風習などの価値に気づけます。たとえば、私が担当する月舘町上手度2番組には「月ノ宮神社」神社があるのですが、名前の美しさや、ウサギをまつる風習などが私には印象的でした。そこには、かつて地域の女性が手作していたウサギのお守りがありました。今は作り手がいなくなってしまったこのお守りを復活させ、もっと広げたいと思っています。
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関連リンク
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