Interview隊員インタビュー
アフリカでの活動風景 エイズ患者の家族に、高たんぱくの大豆料理を紹介
農業への興味が原点です。大阪で10年以上、大きな組織の一員として働いていましたが退職。旅行や青年海外協力隊としてアフリカに行きました。エイズ予防の啓発活動が目的だったのですが、身にしみたのが、人間はちゃんと満足に食べることができて、初めて次のステップに進めるということ。でも雨も少なく農業技術も低い現地で、僕には何もできなかった。
帰国後は、農業の重要性を認識していても、都会育ちで何から始めればいいか分からない。そんな中、地域おこし協力隊のことを知り、行きたい場所を探し始めました。
実は当初「都心から近いほうがいろんな活動を起こしやすいかも」という考えもあり長野県に注目したんです。今思うと、都心との距離と活動のしやすさは、全く関係ないですね(笑)。縁あって、米や水がおいしい木島平に来られて良かったです。
手植えでの田植え
木島平村に来てから「カッコいい!」と感動することの連続です。
たとえば薪を燃やし、炭でコタツの暖をとり、灰も利用する循環の知恵。車や大型テレビを持つカッコよさも否定しませんが、僕にとっては、昔の米作り、おばあちゃん世代の保存食、竹細工など残したい伝統や技術がたくさんある。田植えに憧れて「どこがいいんだ?」と聞かれ「自然との一体感!」と答え、笑われることも。それでも泥まみれの経験は、理屈抜きに楽しかった。
地元の人は「言ってくれないと、自分たちのいいところに気付かない」とも言われます。だから、これからもカッコいいと言い続けます。
次は、実際の活動や今後の展望、これから地域おこし協力隊になる方々へのアドバイスなどです。
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