Interview隊員インタビュー

特集Vol.25 長野県下高井郡 木島平村 自然との一体感その面白さを直に伝えたい 「カッコいい」暮らしを次世代に残す活動

西田 徹也さん(その2)アフリカで知った農業の重要性。昔ながらの米作りの素晴らしさをよそ者の視点で礼賛

実際の活動の様子や感じていることなどを教えていただけますか。

毎月発行のニュースレター

毎月発行のニュースレター

六つの山間集落に出向き、調査や企画を行っています。道祖神作りなど、集落の出来事をまとめたニュースレターを発行し続けて半年。最近「読んでるよ」と声をかけてもらえるようになりました。

そして僕がこの村で初めて迎えた、住民のみなさん曰く"こりごりな雪"の季節。ここには、僕を含め3人の協力隊員がいますが、中には雪氷学を学んだ隊員もいます。彼らと協力して、雪をプラスの何かにする方法も探すつもりです。
まだまだ少しずつ進んでいる感じですが、日々、村の資源を見つけて活性化させたい。いつかは農家民宿などで体験・交流型の旅行をしてもらうグリーンツーリズムなども提案してみたいとも思っています。

地域おこし協力隊への参加を検討している方へのアドバイスを教えていただけますか。

雪とどうやって付き合うか

雪とどうやって付き合うか

共同作業のあとは飲み会

共同作業のあとは飲み会

参考になるか分かりませんが、サラリーマン時代には拒絶していた“飲みニケーション”が、ここでは大切なことでした。酔って論議したって非効率なんていう考えは、一蹴されましたね。

木島平村にいると、地域のつながりや、人との絆を感じられる。そうした"人にとって大切なこと"をないがしろにしなければ、難しく考えなくても、自ずと地域のための活動になるのかもしれません。
よく「親はどうしてる?」と声をかけてもらえます。自分自身の周りもしっかりしないと(笑)。正月は仕事を理由にここで過ごすつもりだったんですが、やはり帰省して大阪の親に会いに行くつもりです。

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