Interview隊員インタビュー
囲炉裏を囲んでの「里美の夢を語ろう会」の様子。
「孫のようだ」「いるだけで華があるから」と言っていただける里美には"協力隊の協力隊"がいっぱいいる状態です。ありがたいのですが、こればかりでは、本当の意味での協力が出来ていないということ。在任期間内にルリエができる活動を日々考えています。
そんな中、私たちらしい活動の一つとして、「里美の夢を語ろう会」の定期開催があります。この会を発端に若者と年配の方、都会と地方などが結び付いて、さまざまな活動が広がりました。
たとえば継続可能なことを前提に考えた「里美の日」は、どこかに集まるイベントではなく、住民それぞれが自分のフィールドで"出来ること"をやる日。私たちは「旅館でドリンクサーピス」「限定スイーツ発売」などの情報を集めマップを作成します。会を重ねるうちに、地域の主役であるみなさんが、主体的に活動を始めてくださるようになりました。
ほかにも脇役の私たちが事務局となり、アイスコーヒーの商品化をサポートしたり、カフェを手伝ったりと忙しい毎日です。
こうした活動の軸は、やはりチーム名でもある"つなぐ"ということだと思います。私たちは華やかに地域を飾れる存在でありつつ、地道なお手伝いを続けて、町の内外に里美ファンを増やしていきたいですね。
地域のお母さんによる料理講習。の伝統料理など温かく教えてくれます。
里美珈琲を持ってポーズをきめる長島さん。里美珈琲には清らかな里美の水を味わいながら、自然を想ってほしいという想いが詰まっているそう。
地域おこし協力隊になるということは、新しい生き方へのチャレンジだと思います。学生や新入社員のように、言われた仕事をきちんとこなすといったスキルだけでは出来ないからです。
課題を発見して、実行、反省までする一連の仕事の中には、やりがいと同時に大きな責任が伴います。「東京で仕事がうまくいかなかったから」というような気持ちで来ていたら、私も挫折していたかもしれません。
とはいえ私自身は楽天的で優柔不断な性格です。協力隊になったことは「"縁"があったんだからと大丈夫」と思っていましたが、まだまだやれていないことも沢山あります。
自分の考えをしっかり持っている半面、フラットな視点で物事を捉えてくれる父親、そしてやりたい事をしながら、本当に上手に人の世話をやける家族思いの母親が、協力隊としても人生の先輩としても、私の目標ですね。
最初は心配していた両親も、今では安心してくれています。ボランティアや部活で家に寄りつけなかった大学生のころより「ブログを読めば何をやっているかが、よく分かる」からなんだそうですよ(笑)。
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