Interview隊員インタビュー
新しい農協の姿を模索し「有機のさとづくり」の言葉を掲げるJA梨北。南アルプス、八ヶ岳、秩父山系に囲まれた山梨北西部のエリアが管内になっています。無数の河川で潤う肥よくな水田地帯に加え、果樹園が山梨特有の美しい風景を作りだし、一部の地域では酪農も行われています。
ここで、農業の担い手としての自立をめざして日々頑張っている隊員は3名。久原実紀隊員と大澤栄一隊員はそれぞれ一棟ずつ育苗ハウスを担当し、池田元気隊員は、ブドウを主体とした果樹栽培に取り組んで、技術の習得に励んでいます。
岡山県出身で、その後千葉県に暮らしていたという池田隊員は、農業に興味を持ち関東周辺の移住先を探していたそうです。いくつかあった情報のうち、「条件的にも良かった」やまなし農業協力隊に応募して今日に至ります。
大澤栄一隊員は、「健康的で楽しい活動です」と明るい笑顔で話してくれました。「山梨県は、周りの人がとても親切で、農業の素人にも丁寧に教えてくれます。だから、安心して来て下さい」と、協力隊員応募を検討中の全国の皆さんに、たのもしいメッセージをくれました。
水や環境などにも工夫を凝らした有機農法や、独自の農業プログラムを確立させた就農支援など、こだわりを持ちながら「楽しく農業を!」をスローガンにかかげる株式会社サラダボウル。その幅広い事業は県外まで展開されています。社長は、銀行、外資系生命保険会社でトップセールスを記録してきたという、農業家としては異色の経歴をもつ田中進さん。出版したばかりの『ぼくらは農業で幸せに生きる』(河出書房新社)にも、隊員達が日ごろ取り組んでいる内容が書かれています。
安岡宏二隊員は大阪府出身で、山梨県のことを詳しく知らなかったそうです。協力隊員として中に入れば、「何もないのかな」と思っていた県のことを知る近道になると考え、さらに「ものをつくっていくということに魅力を感じた」ために応募しました。
実際に自分でその中に入って学び知ることができるのが、協力隊の魅力であると、皆さん口を揃えて言います。協力隊になってみたいと思っている人たちに対して、船見英司隊員は、なってみたい、やってみたいという、その「想いが一番大事じゃないでしょうか」と話してくれました。
次は、畑から豆腐まで関わるJAクレインと経営も覚えるぶどうばたけの隊員紹介です
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