Interview隊員インタビュー

特集Vol.12 高知県本山町 つながって次に広がり深まる活動 人や地域のサポート役を担いたい

酒井秀輝さん(その1)岡山の大学院から生まれ育った高知に。事務作業支援を通してまちづくりに関わる。

本山町が誇る棚田、ここからブランド米が生まれます。

本山町が誇る棚田、ここからブランド米が生まれます。

協力隊畑での農作業

協力隊畑での農作業

Q.高知県の地域おこし協力隊に応募したきっかけを教えていただけますか。

この春まで大学院の法学系の学科にいたのですが、就職活動が難航しているときに協力隊の募集に出会いました。友人が新聞に掲載されていた募集情報を教えてくれたんです。いろいろ考えて、応募したのは締め切りギリギリでした。自治体経営論などを学び、地域行政に携わりたいと思っていましたが、地域おこし協力隊には、まちづくりそのものにダイレクトに関わることができる魅力を感じましたね。

岡山の大学に行きましたが、就職は生まれ育った高知県でと考えていました。首都圏と異なり地元に戻っての就職は厳しいのが現状ですが、1度外から見てわかった地域の良さや残念なところの目線もいかせたらいいです。そして、本山町は山間部なので、桂浜の近くで育った僕には、また違った自然の豊かさや食などが新鮮で感動の連続です。

Q.実際の地域での活動の様子を教えていただけますか。

本山町には10人の協力隊員がいるので、最初は、高知県出身者として文化や慣習の面などで地域と隊員をつなぐ役目をしようとしたのですが、実際には、なんと高校の同級生2名を含め4名の地元出身者がいました(笑)。ただ、生徒会長の経験などから、前に出て引っ張る人だけでなく隙間をうめる人も必要だと感じており、僕は協力隊員それぞれの能力をいかすサポート役になれたらと思っています。

活動は、交付金の申請業務や焼酎の製造免許を取得するお手伝いなどがあります。町の「地域再生・産業振興戦略会議」への参加や、何種もの運動会や各種イベント後にある慰労会によって、活動も広がりつながりもできて感謝しています。将来は、法律知識やいまの事務経験も活かして、何らかの形でまちづくりをサポート、支援する仕事ができたらいいです。

次は、実際の活動内容や魅力、応募検討中の方へのアドバイスなどです。

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