Interview隊員インタビュー

特集Vol.18 徳島県勝浦郡勝浦町 望まれることしたいことが融合する活動

木島大輔さん 将来の夢は自分のお店を開くこと。運営や生産のさまざまな視点を知る。

Q.地域おこし協力隊に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

特産の勝浦みかん

特産の勝浦みかん

現在25歳で、以前は出身の東京で飲食関係の仕事をしていましたが、どこかで社会に貢献できるようなこと、地域活性化、地方の町おこしに関わりたいという想いがあったんです。勿論将来はいわゆる田舎暮らしをして、小さなカフェのようなお店を持ちたい、という夢もありました。その夢に向けて様々な経験がしたかったので会社を辞めることを決意。地域活性化関連のことを雑誌や本、ネットで調べているうちに、地域おこし協力隊の募集に出会い、応募しました。

Q.この地域を選んだ理由をお話いただけますか。

常駐している道の駅「ひなの里かつうら」情報館

常駐している道の駅「ひなの里かつうら」情報館

様々ありますが、一番はタイミングですね。東京から離れた地域での仕事を探していたところに、ちょうど出会った募集だったんです。また、道の駅をオープンし、その運営に準備段階から携わることができるという活動内容も魅力的でした。ここでさせていただく仕事や実際に地域で暮らすことが、自分の将来にも役立つと思います。まだ始めたばかりなので、何をしたらいいかは手探りの状態ですが、東京ではできなかった貴重な経験を積ませていただいています。

Q.実際の活動の様子を教えていただけますか。

特産の貯蔵みかんを貯蔵する貯蔵庫

特産の貯蔵みかんを貯蔵する貯蔵庫

普段は道の駅に常駐しながら様々な活動をしております。
移住してきて約半年経ち、自分の時間も作れるようになって自由度が増してきた分、自分の活動はこれでいいのかと不安になることもあります。地域活性化には確かな正解もゴールもないですし。時には道の駅を飛び出し、特産の貯蔵みかん農家さんなどの地域独特のお仕事のお手伝いをさせていただく事もあります。こういった活動は今までと違う生産者側の視点も得られすごく勉強になります。現在活動している道の駅は先の道も行き止まりというロケーションなため、少しでも多くの人が来て下さるように、自慢の特産品を武器として集客出来るよう頑張って活動しております。また町内の特産品等の販売は売る人がその特産品の出来上がる現場を知らずに販売するのでは自動販売機と変わらないと考えているので、お客様に少しでも勝浦町の魅力をお伝え出来るよう、なるべく生産者さんの現場を訪ね、特産品や町の勉強もしております。僕は主に商品展開や開発など店舗運営の方を担っていますが、同じ協力隊の大友さんは広報を担当。人生の先輩としても日々お世話になっています。

Q.地域おこし協力隊に参加を検討している方へのアドバイスをお願いします。

道の駅で販売している道の駅オリジナル商品と勝浦町特産品

道の駅で販売している道の駅オリジナル商品と勝浦町特産品

迷っているのであれば絶対にやった方がいいと思います! 実際に僕も東京にずっといたらこんな貴重な経験はできませんでした。こっちに来てわずかながらですが、様々な現場が見られただけでも視野が広がり良かったと思っています。また東京で生活していた時には遠くてなかなか行けなかった所へもでかけていく事が出来ます。近県では香川や愛媛などにも遊びに行きますよ。それもこの協力隊の魅力の一つではないでしょうか。

次は、キャリアを活かして広報活動をする大友和紀さんのインタビュー記事です。

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