Interview隊員インタビュー

特集Vol.21 高知県仁淀川町 自分の仕事も次につながり広がる活動 地域での実生活を支援にいかしたい

石川伊佐男さん(その1) 自然体験活動のため田舎ぐらしを。前職と同様の不登校生徒支援に関わる。

Q.地域おこし協力隊に応募したいきさつを教えていただけますか。

いつも通る北浦橋から土居川を見るのが好きです。

いつも通る北浦橋から土居川を見るのが好きです。

東京出身ですが、田舎ぐらしをしたいと考えていましたし、妻の望みでもありました。現在49歳で各地で仕事をしてきましたが、教育産業に関わることが多く、最近では自然体験活動や不登校生徒のサポートなどに従事。彼らには単に勉強の必要だけでなく、生き方を、心の深いところに伝えなければという想いがあります。

教室長なども含め、やりがいのある仕事でしたが、実際の支援以外の仕事にも時間をとられてしまうんですね。力量が足りないのかもしれないのですが。自分が自然活動というものを表面的なレベルでしか捉えていないということも気になっており、もっと深く知るためにも、きちんと現地で暮らす必要があると考えていたんです。

Q.高知県仁淀川町での活動を選んだ理由を教えていただけますか。

イベントのオリエンテーションの様子です。

イベントのオリエンテーションの様子です。

地域おこし協力隊のことは、インターネットで見つけたような気がします。協力隊活動も募集要項をみると、観光施設の仕事や農作業のお手伝いなど地域によって様々です。仁淀川町の活動には、山村留学や不登校に取り組む池川自然学園の支援もあり、まさに私が仕事でしたいこととつながっていました。「高知が呼んでいる」と思ってしまいましたね(笑)。

また、すでに観光地として確立され、魅力が一般に知られている地域よりも、これから良いところを掘り起こしていける地域に行きたいと思っていました。ミーハーですが、坂本龍馬が好きなので高知県への憧れもありました。しかし、やはり若い人と違い年齢のハンデがあるので採用していただける自信はなく、ダメでもいいから行ってみようと思っての応募でした。

次は、実際の活動や、これから地域おこし協力隊になる方々へのアドバイスなどです。

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