Interview隊員インタビュー
移住二日目、ハイテンションにもなるよーこの風景!
宮崎県で生まれ、大阪府で育ち、デザインの専門学校を卒業。東京で広告や販売促進の仕事をしてきました。ひとつの企業の利益追求に留まらない仕事を、スキルを生かす形でしたいと思っていたところです。そして、まさにそれができる地域おこし協力隊のことを知り、現地に出向いたりもして移住先を探していました。引っ越しできる環境が整ったときに西之表市の募集があり、魅力も縁も感じて応募したんです。当時40歳で家族をつれての移住でした。
担当者会議では、企画案や現在の取り組みをプレゼンテーション。
地域づくり計画の策定委員会などにオブザーバーとして参加させていただいています。また、地域を知るためあちこち見させていただきましたが、種子島茶という特産品の生産現場に行った際、製品化の事業に出会って、その後、関わらせていただいています。100年前に静岡からの移住者が山林を開拓し育てたお茶で、それを作るプロの方々に、マーケティングも考えたデザイン・販売戦略を納得いただけるよう、具体的なものを見せての提案に努めてきました。5月の八十八夜新茶まつりにむけたキャンペーンのツールなども用意しているところです。
デスクワークの合間に自然保護地域での保護や間伐作業にも出ます。
この種子島には良い素材がたくさんありますが、高付加価値をつける方策は遅れています。だれに、どんな価値を、どのように提供するのか、いかに多くの人の目にとまり興味をもってもらえるかを考えるクリエイティブの力を養わなければなりません。今後はこれまでのスキルを次世代の担い手に伝えることができる「知識と発想の集積所」を立上げ、誰もが持っているものづくりの本能を刺激して島の活性化につなげていきたいです。
地域で体を動かすことで得られることを、デザインに落とし込む。
都市圏では生まれないものが、ここでは生まれるのです。
普通にUターンやIターンをしてきた場合に比べ、地域おこし協力隊員になった場合には、人との出会いや経験のチャンスが100倍ぐらいに増えるのではないかと思います。たとえば、種子島茶の活動も出会いとつながりがあったからこそ始められました。新しい生活をはじめるにはパワーが必要ですし、苦労することも多いかもしれませんが、それまで暮らしてきた場所とはあきらかに異なる体験がたくさん待っています。活動に興味はあるけれど悩んでいるのであれば、まず受け入れ自治体や協力隊に直接話を聞いてみてください。きっと、ここだ!と思える地域があるはずです。
1 2
関連リンク
種子島西之表市地域おこし協力隊blog記事の続きを読む